@article{oai:kitami-it.repo.nii.ac.jp:00007364, author = {早川, 博 and HAYAKAWA, Hiroshi}, journal = {(財)北海道河川防災研究センター研究所紀要}, month = {}, note = {オホーツク海沿岸には網走湖,サロマ湖に代表される海跡湖が数多くみられる.その多くは塩水と淡水が混在する汽水湖であり,ワカサギ,シジミなどの漁業が盛んである.また,沿岸域にある海跡湖は多様な動・植物の生態系がみられ,風光明媚な景観と相まって貴重な観光資源にもなっている.海跡湖においては,河川流域から流入する浮遊土砂が湖内の塩水と接触して凝集・沈殿が促進される.さらに富栄養塩類の流入とも相まって湖の富栄養化が進んでおり,流域としての環境負荷因子の低減対策が求められている.本研究の対象とした網走市近郊の藻琴湖も藻琴川流域から流入してくる浮遊土砂が湖底にヘドロ状に堆積し,藻琴湖の水環境にとって良好な環境とは言い難い.本研究では,流域の土砂動態が海跡湖である藻琴湖の水環境に与えるインパクトを明らかにすることを目的として,2004年から現地調査を開始している.本報告は,2005年4月の融雪期と9月に現地調査から,現状における藻琴湖の水環境を報告する.藻琴湖では融雪期に明瞭な塩淡境界が形成されているが,海水の流入に伴って淡水層が消滅し夏季にはほぼ塩水湖になっていることが現地調査から明らかとなった.この藻琴湖の塩水化は近年の海面上昇と関連があり,今後の地球温暖化による海面上昇によって,さらに塩水化が促進されるという数値シミュレーション結果が得られた., application/pdf}, pages = {105--114}, title = {海跡湖に注ぐ河川流域の土砂動態に関する研究(2)}, volume = {17}, year = {2006} }