@article{oai:kitami-it.repo.nii.ac.jp:00007180, author = {白岩, 孝行 and 西尾, 文彦 and 亀田, 貴雄 and 高橋, 昭好 and 戸山, 陽子}, issue = {1}, journal = {雪氷}, month = {2016-11-22}, note = {カムチャツカ半島ウシュコフスキー氷冠において雪氷コア掘削ならびに現場解析を実施した.標高3,901m,氷厚240mを有するK2地点に総計2.4トンの物資をヘリコプタ一輪送し,1998年6月20日から30日にかけて雪氷コアを掘削した.給掘削回数307回,総掘削時間103時間で全長211.7mの雪氷コアを採取した.掘削終了後,20m毎に掘削孔壁の温度を測定した.深度10mは-15.7℃,底部211.7mは-4.2℃であり,表面からほぼ直線的に漸増する温度垂直分布が得られた.掘削と並行して,層序観察,バルク密度測定,ECM(固体電気伝導度)測定,デジタルビデオによるコアの撮影を行った.現場解析ができた表面から深度141mまでのコアによれば,55m付近の氷化深度以浅では,コアは融解・再凍結氷と融解を経験していないフィルンからなり,氷化深度以探では融解・再凍結氷と圧密氷との互層から構成されていた.深度141mまでのコア中には目視できる火山灰だけでも183層が確認され,そのうち2層が火山灰の特徴から噴出年代が特定された.ECMとビデオ撮影したコアのモザイク画像とを比較した結果,ECMシグナルは火山灰層で低下,融解・再凍結氷層で上昇する傾向が見られた.一方,高所における掘削オペレーションであったため,人月の健康面での各種データを採取し,高所順応の個人差を考察した., application/pdf}, pages = {25--40}, title = {カムチャツカ半島ウシュコフスキー氷冠における雪氷コア掘削}, volume = {61}, year = {} }