@article{oai:kitami-it.repo.nii.ac.jp:02000426, author = {Nuerasimuguli ALIMASI and 榎本 浩之 and Jessica CHERRY and Larry HINZMAN and 亀田 貴雄 and 杉浦 幸之助 and 堀 雅裕}, issue = {4}, journal = {雪氷}, month = {Jul}, note = {近年,温暖化が進む北極圏では雪氷の融解や減少が顕著になっている.高緯度域の雪氷圏の観測で は,日射を必要とせず天候の影響を受けないマイクロ波放射計による観測が有効である.衛星による 積雪や海氷観測は,重要な気候情報として観測されてきた.衛星の観測ピクセルの中には多様な地表 面状態が入る.特に,北極域の観測では視野内に北方森林域やツンドラの湖沼群が入る.より正確な 雪氷情報の取得には,変質の大きい積雪内部,凍土など積雪下の地表面状況,森林からのマイクロ波 の放射の影響などを考慮する必要がある.従来のマイクロ波観測では 37 GHz,19 GHz が積雪の観測 に用いられたが,この研究では積雪深層や底部の情報を取得できる低周波の 6 GHz の利用を検討し た.この研究では,可搬型マイクロ波放射計を用いて,冬季のアラスカの森林や湖沼域上空からの航 空機観測を行なった.凍結している湖では,積雪に覆われていても 6 GHz の輝度温度は著しく低下す ることが確認された.また,森林が密集した場所では輝度温度は増加した.一方,植生の無い山岳斜 面では,表面は低温であるが,内部から放射される低周波のマイクロ波の輝度は低下しなかった.こ れらの観測結果から高緯度の積雪で覆われた地域について,低周波のマイクロ波による観測可能性を 検討する.}, pages = {185--203}, title = {航空機搭載 6 GHz マイクロ波放射計による 冬季アラスカの地表面状態の観測}, volume = {78}, year = {2016} }